採用面接時に質問に答えるその背景を感じ取る面接官が多くいます。特にベテラン採用官は経験値から判断できる事が多いのです。じゅんたんも先輩面接官から指導頂いた内容をコッソリお教えしますね。面接官が質問する6項目内容は、永く働いて頂けるかを判断する指標です。応募者の受け答えをしっかりと確認しましょう。
⭐️面接官、6項目の質問
① どの様に、この会社に来た経路と通勤時間を教えて下さい。
この質問は、本命の会社に通う為の通勤経路を調べているか確認する事と、合わせて通勤時間が1時間以上掛かる場合は毎日の負担感は大きく疲労感から退職リスクが大きいので確認するものです。安易な答えなら回避しましょう。また転居の意向など、前向きな考えはしっかりと記録しておきましょう。プラス加点!
② 生活リズムについて教えて下さい。
この質問は定時に出社する為には何時に起きて、何時に出社する必要があるかイメージしているか確認します。また、会話から食事は誰と一緒に食事をしているか、当巻に家族構成も確認しています。(面接には関係無い内容なので直接は聞けない家族内容ですが、プライベートでの問題が左右するのでニアンスを確認します。特に、離職して時間が空いている方は、生活のリズムが乱れがちで、定時出勤に慣れる前に、体調を崩してしまうリスクが有りますので確認しましょう。
③ 働く上での体力
転職から時間が空いて居ると引きこもり時間が長い事も有るので、勤務時間を毎日働けるか確認します。時短から始めたいとの申出は採用時点ではマイナスとなり回避した方が良いでしょう。基本的に主治医から就労に問題が無い方を採用しますので、しっかりと確認しましょう。また、就労移行センターなどで復職プログラムを受講されて来られている方は、復職を意識された活動なのでプラス評価です。
④ 配慮事項の確認
障がいに対する配慮事項は面接の時にしっかりと確認しましょう。応募者は入社したい気持ちから過小に配慮内容を伝える傾向が有りますので、面接官はこれから永く働く為の配慮内容を応募者に諭して聴くようにして下さい。また、対応が難しい配慮内容は応募者に難しい事を伝えて下さい。
⑤ 履歴書内容の確認
転職が多い方は、その理由を1社毎に確認しましょう。人間関係や配慮不足、欠勤・休職で退職に追い込まれた等、理由を聞いて違和感が無いかを確認して下さい。応募者の中には勤務年数の内、殆どが休職で働けて無い方も居ますので内容確認は大切です。
⑥ 実習
面接で問題が無いと判断された方に、業務実習を勧めて下さい。障がい特性上、業務マッチングしない方も居ますので、受け入れ出来る体制を準備して下さい。特に精神障がい者はマストと考えます。
合同面接会等、時間がタイトな面接会は資料を事前確認する事が出来ないので、応募者と提出された履歴書を基に判断する事になりますが、実習を勧める6項目をヒアリングすれば6割〜7割は応募者の素性が判断できます。これをクリアされた応募者は次の二次面接で判断する流れになります。その為には、同じ目線、同じ質問で判断する事が公平な面接になると思いますので、心掛けて下さい。
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