発達障がいは病気では有りませんので、特性として生まれ持ったもので有り、『頑張れば出来る』事は無いのです。『その状態をそのまま受け入れる』と言う心構えが必要なのです。 特性は特性として受け入れ、その人の実力が発揮できる環境を提供する支援が大事です。その為には、発達障がいに付いての知識を深めて接する事が必要になりますので、じゅんたんと一緒に勉強しましょう!
⭐️大人の発達障がいの症状は大きく3つに分類られる傾向にあります。
① 自閉症スペクトラム(ASD)
不特定の広汎性発達障がいの独立した5つの障がいをまとめたもの。(自閉症・アスペルガー症候群・小児期崩壊性障がい・レット症候群・広汎性発達障がい)
自閉症スペクトラムの中心的な症状は『社会コミュニケーションの障がい』が有り、日常的な会話のキャッチボールが出来ない事が多い。特に会話時の表情の変化が乏しく、また身振やゼスチャーが少ない事も特徴の一つです。周囲の空気を読む事が苦手な為に、雰囲気を壊す発言から人間関係を上手に築く事が困難な傾向に有ります。その為に情報量が少なく、変化に対応する事が難しく苦痛を感じている方が多いのです。
②注意欠如、多動性障害(ADHD)
注意欠如、多動性障害(ADHD)には不注意、多動性、衝動性の三つの症状があります。
不注意とは集中力が続かない為に、物事に注意を持続できない事から、下記の特徴が有ります。・ケアレスミスが多い、・物事に集中出来ない、・興味がある事に過集中する、・忘れ物や物を無くす、・整理整頓が苦手、・約束や時間を守れない。
多動性や衝動性が強い人は下記の特徴が有ります。・物事の優先順位が決められない。・座って待つ事が苦手。・衝動的な発言や行動が止められない。しかしながら、この特徴が逆に多動性が行動力が有る。衝動性が決断力が有るなど、周りから評価を受ける事も有る。
注意欠如・多動性障害(ADHD)の症状は子供の頃から症状としては持っていますが、大人になって社会に出た際に、周囲との複雑な人間関係に適応出来ずに、鬱病や適応障がいの受診をした際に自分がADHDで有る事がわかる事が多いです。
③学習障害(LD)
学習障害(LD)は知的な遅れは無いものの、読み、描き・計算などの特定の科目が非常に困難な状態があります。聴覚的または視覚的短期記憶や物事の順番を認識する能力、聞いたものや見たものを処理する能力のアンバランスさが、結果的に「読み」、「書き」、「算数(計算)」の苦手さとして現れるのが学習障害(LD)の特徴です
⭐️大人の発達障がいのまとめ
職場や家庭などでのコミュニケーション、時間管理、対人関係で困難を感じることが多く、仕事や社会生活に影響を及ぼすことがあります。
しかし、多くの場合、子供のころには診断されず、大人になってから自身の困難さに気づくこともあります。適切な診断や支援を受けることで、生活の質を向上させることが可能です。
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