現場エピソードM なになに教えて!【知的 結婚と離婚 1】

親の育児放棄により兄弟6人が別々のグループホームで生活している女子学生と縁がありMを採用する事となる。支援学校からも生徒会長を行うなど何事にも率先して活動が出来る子とMの評価は高く当社に入社する。擁護学校を卒業する際に世話人が居るグループホームに転居して定員6人の新たな仲間と生活がスタート。全員知的障がい者で、世話人は朝と夜の食事の提供、健康管理、金銭管理の援助と日常生活の相談援助を行って頂いていた。お小遣いは週一万円。

Mは優秀な生徒ではあったが、お金を稼ぎ管理されない時間を手にした事で、世の中の楽しい事に心を奪われていってしまった。途端に生活が乱れ始めて、タバコや夜遊びが多くなり会社に嘘の報告を行い休みが増えて行った。Mの中では、門限の有るグループホームから解放されて更なる自由を手にする事を考えていた。グループホームに帰らず、家出状態で夜の酒場で知り合った男性の家に泊まり歩き、最終的に妹の元彼で居酒屋で働いている男性と同棲がスタート。この妹の元彼も知的障がい者で、性教育も受けていない二人が同棲すれば、直ぐに身ごもる事は予想が出来た。

【対応策と課題】優秀な生徒でも、世に出た途端に迷子になる事は多い。個別に対応チームを招集して問題時に迅速に動ける様にする。企業サイドのジョブコーチやソーシャルワーカーが旗振りを行い支援機関や市の職員と協議出来る様に準備

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